元エホバの証人二世ルデアの遺言

元エホバの証人二世の行動および状態に対するその態度と心理のブログ

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自己不在から自己存在へ〜ただし自己中心性ではない〜

今まで「自己不在」という言葉を何回書いてきたか覚えていない。エホバの証人の生き方は自己不在の生き方を強いる生き方であり、そこには他者の介入が大きかったことは言うまでもない。 逆の意味合いのある「自己存在」の生き方は今までしてこなかったのでい…

元エホバの証人の辛さの緩和のために〜エモーショナル・ディスクロージャーを試みる〜

エモーショナル・ディスクロージャー(Emotional Disclosure)とは、簡単にいえば「感情的に辛かった事を書き連ねる(開示する)」ことで、これはいろんなサイトで効果を発揮していることが書かれている(emotional disclosure)。 今まで辛かった感情をチラシの裏…

元エホバの証人に必要なこと〜主体性を持つ〜

完訳 7つの習慣 人格主義の回復 作者: スティーブン・R・コヴィー 出版社/メーカー: キングベアー出版 発売日: 2014/05/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (6件) を見る スティーブン・コヴィー氏の「7つの習慣」でもあるが、今まで反応すること…

元エホバの証人の孤独〜友達は必要か〜

エホバの証人を辞めた際に友達と言える兄弟姉妹たちがいたかもしれないが、辞めると同時に失うことになった人は多いだろう。それ故に孤独を味わう結果になるのだが、果たして孤独は悪い事かどうかについて以前明記した。 jwjr.hatenablog.jp 結論からすると…

Kindle安売り・心理学売れ筋ランキング

心理学売れ筋ランキングを見るとすごく安くで売っています(2016年5月28日16時24分現在)。 心理学入門には持って来いの本ばかりですので元エホバの証人で悩んでおられる方はご購入ください。 関連記事: jwjr.hatenablog.jp

心療内科・精神科に通う・入院する

エホバの証人として育てられた際に問題になるのが情緒及び精神的不安定さがある。 前回といろいろいと精神論的なことを述べてきたが、それで治るのであればまだそれは傷は浅い証拠なのかもしれない。実際のエホバの証人の二世として途中で辞めた人の精神は非…

他責的・他罰的にならない

過去にエホバの証人として生きてきた人は何かのせいにすることに慣れてしまっているかもしれない。というのも、悪魔サタンがこの世に罪と不完全をもたらした、という事実から、この世を敵対視するように教育させられたからだ。 その教育によって生み出された…

自責の念を持たない

エホバの証人として働いていた過去を振り返り、「あの兄弟姉妹たちをつまづかせてしまった」と思うかもしれないけど、それは余計なお世話だと僕は勝手に解釈する。そもそも、自分がエホバの証人の組織から離れたのは、その組織に対して疑念を持ったからであ…

この世の本を読む(多読する)

エホバの証人の頃に禁止されていた他宗教の本や哲学や心理学、自己啓発の本などをたくさん読んでみよう。なんだったら科学に関する本(例えば進化論の本などはとてもおもしろい)など、エホバの証人として禁止された理由を考えながら読むのもいいけど、本当は…

過去及び敵中心の生き方をやめる

エホバの証人として生きてきた過去は変えることは出来ない。結局、今と未来の自分のために生きなければならないのに、どうしても過去、そして敵であるエホバの証人の組織中心に生きている人がいる気がする。 エホバの証人の組織もしくはエホバの証人である親…

「元」エホバの証人になったら〜自由を愉しむ〜

エホバの証人を辞めると発生する問題としてまず上がるのが、「孤独」だと思う。 今まではエホバの証人として兄弟姉妹たちという「仲間」がいたが、そういった長時間一緒にいた友達はエホバの証人以外ではあまりいないのが普通だと思う。この世と交わりすぎて…

閉鎖病棟へ入院、そして現在

自殺未遂のち、何回か解離し妻に救急車を呼んでもらうこともままあった。何回目かの後、僕は精神科のある大きな病院の閉鎖病棟へ入院することになる。 入院生活はとても退屈で、退院した後に自由があることがどんなに素晴らしいか感動ですらした。その入院生…

統合失調症と診断され、後に自殺を試みる

エホバの証人から離れる事に問題はなかったが、自分の性格の都合でいよいよ問題が発生する。 自分の性格は人と較べて糞真面目で、強迫神経症的な面があった。働き先の職場では期待させられ、その結果を出すために惜しみなく努力をする性格だった。おそらくこ…

母について 2

実はあまり母についてあまり明記したいことはなかったりする。思い出すだけでも不快な気持ちになるからだ。でも、エホバの証人の二世がみんな僕みたいな母を持ったがゆえにこうなった、という誤解だけは避けたい。あくまで僕の母親は僕の母親オリジナルであ…

母について 1

今までも母について要所要所書いてきたつもりだが、母親のより具体的な性格について書こうと思う。 母親は虚言癖がとてつもなくすごく、平気で人前で嘘をつく人だった。 こんなことがあった。 別の会衆の長老との食事会の時、母親は料理を作ること無く、集会…

エホバの証人を辞める

今の妻となる人と付き合い、そして彼女のために僕は必死で働いた。 就職活動をしたところ、運良く就職することに成功。朝は郵便局の内勤、昼は就職先の仕事、仕事が終わると妻の家へと向かう日が毎日続く。疲労はあったが、それはそれで辛さはなかった。 む…

エホバの証人の子どもとして 7(インターネットとの出会い)

僕は兄に対しては敵対心が非常に強かったが、弟に対しては好意的に受け取っていた。 一緒に遊んでいる時間も長かったし、兄には自分の一人の部屋が与えられたが、夜寝るとき、弟と僕は同じ部屋だった。 正直、日本古来の「長男信仰(長男至上主義)」に対して…

エホバの証人の子どもとして 6(開拓者時代)

中学を卒業すると、僕は進路先に NHK 通信教育(NHK学園) を選んだ。 理由は「開拓者」として奉仕活動に勤しむためだ。通信教育ならば、自分の時間が大いに取ることが出来、その時間を奉仕活動として勤しむ事ができるからだ。それが母親の期待であり、周囲の…

エホバの証人の子どもとして 5(恋愛 2)

中学校二年生になっても Y への恋心は続いていた。 孤食(後に仕方なく同級生とともに弁当を食べることになったが)した後、僕は昼休みにいつも図書室に行くことにしていた。図書委員を自ら率先して行い、図書室の鍵を自由に取得できる立場になることで、好き…

元エホバの証人二世がプリンスの追悼式に思うこと

headlines.yahoo.co.jp (※追悼式が行われた王国会館とは、キリスト教でいう説教的なものを行う教会のような場所のことを指す) プリンスがエホバの証人だったとは思わなかった。 以下は元エホバの証人の方閲覧注意すること。トラウマがよみがえるかも知れない…

エホバの証人の子どもとして 4(恋愛 1)

前回は孤食したことについて書いたが、孤食をする前には普通に「この世の友達」と言われている避けるべき人たちと接していた。 孤食を始めたのは中学校二年生になった時で、中学校一年生の頃は、この世の友達は普通に存在していた。もちろん母親には内緒だっ…

エホバの証人の子どもとして 3

小学生のころの話に戻そう。 母親は兄及び弟に対して非常に愛情を表していた。 僕は次男坊で、親の愛情を得る期間としては短く、そして実際、母親が僕に対して実際にこんなことを言った。 「真ん中の子はあまり愛されないからね」 実際、兄は中学生になると…

エホバの証人の子どもとして 2

エホバの証人の二世の何が辛いか、というと恐らく元二世の方々もそうだと思うが、あまりにも規制が強かったことと、周囲からの孤立を余儀なくされたことだろう。 校歌や君が代を歌ってはいけない、鯨の肉を食べてはいけない、この世と言われている人たちと仲…